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(あっと、まずい!もうこんな時間だ!!)
と思いながらも、なかなか腰が上がらない・・。
でも、あと30分で始まってしまう。昭和55年に
卒業した中学校の仲間達との再会が。
と思いながらも、なかなか腰が上がらない・・。
でも、あと30分で始まってしまう。昭和55年に
卒業した中学校の仲間達との再会が。
ワクワクドキドキ期待しながらも、言いようも
ない不安が混じり合う複雑な気持ちを抱えて家を
出た。
会場で受付を済ます間にも、懐かしい顔ぶれと
軽口を交わし合っているうちに、フッと不安がな
くなった。15歳の時のみんながそこにいた。
クラス毎の席に着き、挨拶を交わしているうち
に会が始まった。先生方の挨拶の後、乾杯し各ク
ラスの自己紹介も済んだ。一次会終了まであと残
り時間は90分程残っていた。この時間を使い切
って、できる限りの知り合いと言葉を交わそうと
した。
今回一次会だけの参加だったので、時間は限ら
れていた。その間に小学校から中学校までの9年
間で知り合った人達と話しをするという広大な目
標を立てたため、ジッとしている暇はない。即、
実行あるのみ。近場から積極果敢に動き回った。
はずなのだが、思った程の成果を上げられず、時
間切れを迎えてしまった。
二次会も同じ場所の二階に設定されていたが、
もちろん申し込んではない。当日申し込みもオッ
ケーだというが、このまま帰るべきかどうか決め
られずにいた。確かに後ろ髪も引かれている(幸
運の神様は前髪しかないそうだが・・)そこで、
我がクラスの女神に委ねることにした。「貴女が
参加するなら、お供します!」
「私は参加する事に決めています!」「オー、
付いて行きます!!」これで二次会参戦が決まっ
た。女神に付いて行くと、その円卓には女性しか
いなかったのだ(なんと幸運な!両手に花)。
そして再び、9年間の仲間達と話をするという
第二ラウンドが始まった。
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