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「チームの雰囲気がよくないんだ!」中学でバスケットボールをしているA君が呟きました。
最近バスケットのプレーの調子が悪く、思うような動きができていない自分への不甲斐無さとチームへの不満が、つい口を突いて出てしまったのでしょう。
6月の中体連で3年間の部活動が、幕を閉じるかもしれません。もうあと2~3週間後です。A君の気持ちはよく分かります。
できることなら、地区大会を勝ち残って県大会に出てみたい。もう少しこの大好きなバスケットを今の仲間達と一緒に続けていたい。様々な思いがA君から感じられます。
「A君、いま体がすごく重いだろう!体の至る所が張っていて、思うようなキレのある動きが出来ないんだよ。特に後頭部から首の筋緊張が強いからなんだよ。ここがラクになると、体は軽くなるからね。大丈夫、またキレのあるプレーが戻ってくるから!」
すると、「えー、本当?それなら、チームにも負担をかけないで済むな!」とA君がうれしそうに応えます。
「A君の体のことなら任せな。だから、あとはチームの雰囲気だよな。A君はチームの雰囲気をどうしたい?」
「ギスギスした感じだから、んー、もっと明るくしたい。楽しくしたい」、としっかりした答えが返って来ました。
「A君は何をしたらいい?」
「バンバン点を取る」
「確かに楽しくなるね!もしも、相手のガードが固くて点が取れなかったら?」
「んー・・・、逆に点を取られないようにするかな」
「A君一人で大丈夫?」
「一人じゃ無理だよ。やっぱ、みんなで。先生なら、どうするの?」
「そうだね、チームの雰囲気をよくしたいなら、仲間のみんなを褒めるかな!ちゃんと心を込めてね。ナイスプレー。ナイスガード。ナイスパス。いまのアドバイスよかったよ、ありがとう!とかかな」
「でも、一人では恥ずかしいな!」
「仲のいい友達の一人や二人くらいいるんだろう。一人で恥ずかしいなら、その子達にも協力してもらったら。チームを明るくしたいから、協力してくれ。お前たちの力が必要なんだ。頼む!と心を込めて伝える。そして、親友と一緒に実際にやってみるのさ。やれそう?」
「やってみるよ!後悔したくないから」
残された時間はそれほどありませんが、何もしなければ、何も変わりませんよね。
もちろん、一人ひとりが実力を上げることも大切でしょう。それプラス短期間でより効果を期待するなら、チームの雰囲気がよくなる、一つになることかもしれませんね。
どれだけワクワクしたチームになるのか楽しみです。
応援しているよ!
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